2019年4月11日、平成の締めくくりには余りある、とてつもなく素晴らしい成果が発表されました!
令和元年を目前にして、天文学・物理学の新時代が到来する事になりそうです。
それは、ブラックホールの存在を裏付ける、ブラックホールシャドウを視覚的に捉えた画像が公開されたという事です。
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出典:Wikipedia
ブラックホールの存在が確認されたのは、活動銀河中心核の代表格の「M87」と呼ばれる銀河系です。
活動銀河中心核とは、簡単に言うと、宇宙で最も明るく輝いている高エネルギーの天体を指します。
「M87」は、おとめ座としし座のちょうど間くらいに存在する、楕円形の銀河系となります。
細かく言いますと、おとめ座銀河団の中心となっている銀河系だそうです。
何と、銀河系の直径は12万光年もあります。
地球からの距離は、なんと5500万光年もあるそうです。途方もない距離ですよね…。
ブラックホールの直系は何と1000憶kmであり、シミュレーション通りのほぼ真円のリング構造、リング部と内部でのコントラスト10:1以上、超高温プラズマからの放射があり、温度は最高60億℃以上、質量は太陽の65憶倍という事で、とてつもないですね…。
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「M87」は銀河系を横断するような強いジェットが観測されておりますが、ブラックホール周辺にはジェットの存在は無かったという事で、今後、研究チームはジェットとブラックホールの関係を調査されるという事でした。
ブラックホールは強い重力を持った天体である事から、銀河を横切るレベルのジェットが噴出するのは何故か?という疑問もまだ解明されておりません。
これから、ブラックホールについて、多くの研究成果が発表される事となりそうですね。
アインシュタインの一般相対性理論(1915年)が提唱されてから、100年余りの年月が経過した今、ついにブラックホールの存在があるという事が視覚的に判明したというのは、本当に素晴らしい事だと思います。
人類の歴史に新しい知見をもたらして頂いた、研究チームの皆さんにも感謝したいと思います。
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